Golders Greenの楽しみ方

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うちの子たちに"日本人て何でも略すよね!“と指摘されて"確かに〜!"と納得した一つの例がロンドンの駅名の省略形。

日本人しか使っていない省略形の言い方があって、それが日本人コミュニティの中では通じる言葉になっちゃっていておもしろいです。例えばSt John's Woodはセンジョン、Swiss Cottageはスイコテなど。北ロンドンに住む日本人がよくお世話になっている町がGolders Green通称ゴルグリ。今日は都心に住む友人にゴルグリを紹介する日として12,000歩以上歩いたので、自分の備忘録として行った場所を書いておこうと思います。

まずは韓国料理のレストランSarangで待ち合わせ。寒い日だったのでスンドゥブと石焼きビビンバで冷えた身体を温めてから、Golders Hill Parkを散歩しました。

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春の花があちこちに咲いていて、野生のリスもいるし、小さな動物園の囲いの中で生活する動物達にも会えます。子鹿もいました。

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丘を登っていくと景色が綺麗なのでもうひと頑張り。今年の2月は雨が多くて一部の地域では1756年からの観測史上最も雨の多い2月Wettest Februaryに、イングランドウェールズでは気温が観測史上最も高い2月Warmest Februaryになったそうです。芝生が青々と茂っていますが、うっかり足を踏み入れると靴が泥だらけになります。

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公園内で景色を楽しむだけでも爽快感でいっぱいになりますが、お散歩が好きな人はさらに森の中を歩いてThe Hill Garden and Pergolaまで頑張ると、美しく整備されたガーデンの中に誰でも入ることができます。空の色がどんよりだったので今日は写真を撮りませんでしたが、結婚式の撮影でこの場所を使うカップルも時々見かけます。

丘を降りて駅の方へ戻ったら、喉が渇いたし、ちょっと座りたい気分。ほんの1年半前までHSBC(銀行)の支店だった建物がカフェGAIL'Sになっているので、そこで休憩しました。

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銀行だった時の名残が要所要所に感じられて時代の変遷を感じます。ここと同じように銀行だった場所がカフェやレストランになる例は多く、コロナ禍後オンライン化が一気に進んで多くの銀行の支店が閉鎖になりました。辛うじて支店が残っていると思ったらオンライン支店。オンラインで行う作業をアドバイスをする人がいるだけで口座開設などの手続きは行えない支店がほとんどで悲しいです。

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カフェでおしゃべりに夢中で夕方になっちゃった!さぁ食料品の買い物だ。私がよく行くのは韓国食材のスーパーマーケットSeoul Plazaと日本のコンビニConveni Tokyoと韓国系精肉店Tree Stone Butchersです。日本の食材は(多くを望まなければ)ほとんどこの辺りで揃います。

別の日の写真になりますが、Tree Stoneでお肉を買うついでにおいしいトルコ料理が食べたかったらELA Kitchenもおすすめです。

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塾を辞めたいと言い出した娘との会話

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うちの娘は2月から中学3年生のカリキュラムが始まって、日本の国語と数学を指導してもらっている進学塾が週2回に増えました。一年後には高校受験が待っていますが、同時にイギリスの現地校ではGCSE試験のためのカリキュラムが始まっていて、どちらも忙しい状況です。

喜ばしいことに勉強のほかにやりたい事が色々あって、クラブ活動と習い事を書き出してみると、いつの間にか1週間がこんなに埋まっていました。
月 昼休みはチェス 放課後はプロジェクトに参加 学校から帰宅せずそのまま塾
火 放課後は演劇クラブ
水 昼休みはチェス 放課後はミュージカルクラブ 帰宅後はピアノ
木 放課後は合唱とチェス掛け持ち(合唱に参加した後チェスクラブへ顔を出すらしい) 学校から帰宅せずそのまま塾
金 放課後チェス(長めの約3時間)
土 習い事としてテニス

 

娘)
お母さん、数学の先生が特別にFurther maths(高等数学)のクラブを作ってあげるって言ってくれてて、それ興味あるから入りたいの。

母)いいんじゃない。Further Mathsのクラブ入ったら。

娘)でもそうするとね、忙しすぎて。一番困ってるのが塾なんだけど、宿題も多いし今月から週2回に増えちゃったし。だから塾を辞めるか休会しようかなって。

母)・・・・・(ちょっと狼狽えつつ気持ちを取り直して言葉を選ぶ私)・・・長い目で見て、塾が自分の人生に必要じゃないって思うんだったら辞めても構わないよ。◯ちゃんの人生だから。でも、習い事とか塾って辞めたいと思った時にさっさと辞めてしまうと大人になって後悔している人もいるから、、、すぐに手続きしちゃうと後で「何であの時に続けたほうがいいって言ってくれなかったの?」って言われても困るからなぁ。とりあえず、今すぐには退会手続きしないでおくね。

 

こんな風にやり取りしているうちに塾を続ける方向に気持ちが傾いて、辞めるとは言わなくなりました。

今までの習い事は、辞めたいと言い出してから本当に辞めたほうがいいか何度も話し合って最終的には娘が自分で決めるようにしていました。辞めたものもあるし続けているものもある。大人になってからは自分で決めなきゃいけない事ばかりになるから、自分で取捨選択して考える力をつけておかないとね。

それにしても塾(日本の進学塾)と学校(現地校)、言語の違いだけでなく文化的にも内容的にも違いすぎて...大変そう。
本音を言うと、いずれ日本に帰らなきゃいけない身だから塾を辞めるわけにいかないのよ。

バルセロナ旅行3日目

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最終日の朝はしっかり朝食が楽しめました。

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スペイン人の食へのこだわりが朝食にも見られて、種類が豊富すぎて写真に収まり切れてません。美味しいからちょっとずつ全種類食べたくて、うっかり苦しくなるぐらい食べ過ぎてしまいました。

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重たいお腹を抱えてショッピング開始。うぅ、過ぎたるは及ばざるが如し。昨日は時間が足りなくて、今日は欲張りすぎて食べ過ぎ。あともう一泊できたらなぁ。

チェックアウト後スーツケースをホテルに預けて、空港へ向かうまで約5時間。この5時間を有効に使って最後まで楽しもう!まずはCasa Battlóのお隣にあるチョコレート職人の家(現在は博物館兼カフェ)Casa Amatlerからスタートしました。パッケージデザインが可愛いこの店で、娘が自分のお小遣いを使ってお買い物をしました。

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カードで支払いできるから通貨の違う国でもあまり実感がわかないですよね。昔は小銭もお札も旅行先の海外ではドキドキしながら必死で数えて支払ったものですが、今の世の中カード払いで一瞬で終わってしまって、いつも通りの英語も通じて、まるで緊張感が感じられないお買い物に見えました。今度、英語も日本語も通じない国で現金で支払うという経験もさせてあげたいな。

バルセロナを良く知る友人おすすめのEl Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス)というデパートに入ってみると、食料品売り場の一部が生ハムやサラミでいっぱいで驚きました。大きな袋に入ってぶら下がっているのが生ハムの塊です。従業員がその場で切ってくれるサービスもあって、さすがスペイン!

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このデパート、最上階にフードコートがあってガラス張りの展望台のようになっているので開放感があります。お手頃価格の食べ物&飲み物とともに景色を楽しむことができるので大人気。人がいっぱいで写真が撮れなかったんですが、窓際の席は特に気持ち良さそうでした。

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次の目的地は世界遺産カタルーニャ音楽堂です。あまり聞き慣れない観光名所などと侮ってはいけません。ステンドグラスやタイルなど豪華な音楽ホールは一見の価値あり。

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ここでお時間のある人はコンサートを鑑賞できたら最高ですが、私達はもう帰る日なので気分だけ。おすすめはオーディオガイドツアーです。残念ながら日本語がなくて、スペイン語カタルーニャ語、英語、仏語、独語、イタリア語、中国語、韓国語から選ぶことになってしまうんですが、オーディオガイドの中に実際の演奏会の映像や音楽が入っているので、それらを聴きながら客席に座ってみるとコンサートの雰囲気が味わえます。

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ところで、初日からイカ墨パエリアという言葉を呪文のように唱えていた私。チャンスがあればバルセロナ滞在中にぜひ食べたいと思っていたのですが、空港へ向かう時間が近づいてきて半ばあきらめかけていました。実はお腹もまだ空いてない。でも何か食べなきゃ。カタルーニャ音楽堂から歩き始めたところ、娘が“このお店どう?イカ墨パエリア(Arros Negro)あるよ?"って見つけてくれました。

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『La Cuina de Laietana』勢いで入ってみて大正解。時間があまりなかったのでメニューも見ずにタコの前菜とイカ墨パエリアありますか?って注文してみたら"あるよ!“って元気なおばちゃん店員さん。

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タコの旨み!歯応えと味付け!下に敷き詰められたポテトとの相性!続いて運ばれてきたイカ墨パエリアも期待以上のおいしさで、最後のランチに相応しい食事になりました。

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娘と二人だけのバルセロナ旅行三日間、行く前はどんな旅になるのか想像もつかなかったけど、とても有意義で楽しい、そして美味しいものをいっぱい食べることができた旅行になりました。

(おまけ⭐︎空港にあった黄色いポスト)

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バルセロナ旅行2日目

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この日は唯一、丸1日を自由に使える日だったので旅行の2週間ほど前からサグラダファミリアの予約をしておきました。バルセロナの観光名所で事前予約しておいたほうがいい第一位がサグラダファミリア。第二位はグエル公園と言われています。予約していないと入ることができません。オフシーズンなのにすごいな。

朝一番の9時15分からの予約だったので朝食は7時から余裕を持って食べたかった私。朝は比較的強いほうだし機嫌がいいのです。一方、娘の方は朝が弱くて夜強いという逆の体質で、夜は笑いながら楽しく話してきて上機嫌なのですが、朝なかなか起きてくれなくて困りました。あれこれ手を変え品を変え優しく言ってみたり怒ってみたり、やっとのことでホテルの朝食会場に着いたのが8時半!大急ぎで朝食をかけ込む羽目になってしまいました。

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予想以上に種類豊富でとっても美味しい朝ごはんだったのです。明日の朝はゆっくり食べたい・・・。

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1882年から建設が始まって現在も絶賛工事中のサグラダファミリアですがネット上には2026年(ガウディ没後100年)に完成予定と出てきます。あと2年?え?もうすぐ終わるの?と驚きましたが、よく調べてみると新型コロナの影響で工期が遅れているのに加えて、装飾の全てが完成するのはまだまだ先の見込みようです。

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サグラダファミリアには生誕のファサードと受難のファサードの2種類があり、タワーに登りたい人はどちらかを一方を選んで入場券と共に事前予約しておくことになります。アントニオ・ガウディが手がけたほうは生誕ですが、私たちは総合評価の高かった受難のファサードを選択しました。エレベーターで地上65mの高さまで行けるので景色が遠くまで一望できて最高です。バルセロナの新市街は都市計画によってきれいな正方形の街区になっているのが上から見るとよくわかります。

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ひとしきり景色や塔のタイル装飾を堪能したら狭い螺旋階段で降りていきます。暗くて足元が見えにくい場所もあって、それなりにスリルも味わえる楽しい体験になりました。

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古いのに新しい、新しいのに古い、まるで自然界に生まれて命を与えられて生きている生物のようなサグラダファミリア。日本人の外尾悦郎氏が携わった部分も多く、同じ日本人として誇りに思います。見学の方法もこれまでに訪れた歴史的建造物の中で最も新しいタイプだと思うのですが、オーディオガイドがとても充実していました。自分のスマホにアプリをダウンロードしてイヤホンで音声ガイドを聞きながら好きなペースでゆっくり学びながら見学することができるようになっています。(見学の際は必ずイヤホンを持参したほうがいいです。)運が良ければ時々パイプオルガンの生演奏などが聞こえてきますが、それ以外はガヤガヤと観光客の声しか響かないので、オーディオガイドのおかげでBGMとして流れる聖歌隊の歌声が心を洗い流してくれるようで神聖な雰囲気に包まれることが可能。また、高い教会天井の内部など、普通の人間は見に行くことが叶わないような場所はスマホのカメラをかざすとCG映像が出てきて内部の様子を知ることができました。

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教会内部は「森」をイメージされているのだそうです。なるほど柱は木々のように空へ伸びて枝葉を広げ、隙間から日の光が差し込むようになっています。ステンドグラスが美しくて美しくて言葉を失い、しばらくうっかり口を開けてボーッと上を見上げておりました。外からの日光だけでこの虹色の色彩を出しているなんて!

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実は25年ほど前にサグラダファミリアに来たことがあって、その時の印象とは随分と変わりました。もう完成に近いんだなと思うと感慨深いものがあり、完成した姿が楽しみな気持ちと、ずっと工事が終わらないで成長し続けてほしいような複雑な気持ちになりました。

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次に向かったのはモンジュイックの丘に建つミロ美術館。ミロってバルセロナ生まれだったんだ。しかもピカソとミロって仲良しだったんだ。そんな知識浅めの私でも優しく受け入れてくれる素敵な美術館で、明るい色彩のかわいい作品がいっぱいです。小さな幼稚園児たちの遠足グループが複数見学に来ていて、これまた可愛くて癒されました。

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現在ミロ&ピカソ企画展が開催中だったのでピカソの作品も観ることができました。

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モンジュイックの丘は標高173mなのでそれほど高い訳ではありませんが、ミロ美術館からの眺めはとても良いです。併設のカフェでいただいた野菜のクリームスープもイベリコ生ハム入りコロッケもサングリアもオレンジジュースも全部美味しかった〜!

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丘から街に戻るには、まず丘を下るフニクラ(Funicular)に乗って下山し、パラ・レル(Paral lel)駅から地下鉄で移動します。地下鉄はスリが多くて危ないと聞いていたけど大してロンドンと変わらないです。若い人が明るくて肩の力が抜けていて活気に溢れている感じがしました。地下鉄リセウ(Liceu)駅で下車してサン・ジョセップ市場(通称ボケリア)に入ってみました。

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ちょっとしたチーズやサラミの盛り合わせをつまみながら歩いて、喉が渇いたのでフルーツ盛り盛りのカップを買いました。チーズもサラミも果物もおいしい。

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ローマ時代からバルセロナの中心だったゴシック地区と呼ばれる旧市街を歩いてみると細い路地で新市街との違いがよく分かります。カテドラル(大聖堂)の見学は時間の関係で断念。次の目的地は、、、

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ミロを観たらピカソでしょう!娘がアートに興味があるので、本物を見せてあげたいという願いがまた一つ叶いました。ミロ&ピカソ美術館の企画展用の特別チケットを買っておいたので、両方それぞれの作品を観ることができて理解が深まった気がします。去年、美術の授業で模写した作品の本物もあったと喜んでくれました。

私がピカソの人生から学んだことは、親は親のモノサシで子どもの人生を口出ししてはいけない、という教訓です。ピカソの父親は画家で芸術学校の教師だったので、画家としての才能に恵まれた息子に喜びますが、徐々に伝統的な絵画の技法から離れて新しいアートを生み出していく息子が理解できずに苦しんだようです。現代の私たちから見たらピカソは素晴らしい功績を残した天才なのですが、当時の父親から見たら「あーあ」「なぜ?」「あんなに優れていたのに」と落胆したに違いないと容易に想像がつきます。これ現代でもあるあるだな、と思いました。そして私は、まだ手遅れじゃないとしたら、できるだけ若い子どもたちの芽を潰さず、大人のモノサシで良し悪しを簡単に判断しないようにしようと心に誓ったのでした。

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さて、夕方はガウディに頭を戻してグエル公園の見学です。タイルで彩られた曲線や自然と一体化した柱などが特徴的で緑も豊富なので鳥たちが巣を作っていました。

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高台の上にあり、遠くに海まで臨めるのが何とも素敵。石を積み上げたり砕いたタイルをはめたり発想が自由で豊かで、まるで小さい子が描いた絵の中にいるようです。

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嗚呼、ついつい写真を撮りすぎてしまう。最後に有名な大トカゲ(サラマンダーという伝説上の生き物)にご挨拶して見学終了。

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ガウディの建築はまだまだ他にもありますが、グラシア通りに戻って有名どころのCasa Milaは見ておきました。

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夕食はタコとアサリとパエリアと、そしてガウディという名前のカクテルを。タコはイギリスで滅多に食べられないので思わずニヤけてしまいます。

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ガウディで始まってガウディで終わった本日。充実してたなぁ!

 

 

バルセロナ旅行1日目

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人生初、娘と二人きりで海外旅行です。
バルセロナ空港到着してすぐの印象は、冬の国から初夏の国へ来たみたいな気分でした。ロンドンでは10度を下回る寒さだったのに、バルセロナは昼間の気温が20度を超えて上着を着ていると汗ばむぐらい。

いつも家族で海外旅行の時は空港からホテルまで予めタクシーをお願いしてしまいがちなのですが、今回は若い娘との二人旅。彼女の教育上も考えて電車でホテルまで向かうことにしました。金額で言うと、タクシーで40〜45ユーロかかるところを10ユーロ以内で移動できるのでコストを削減しつつ時間的にも渋滞の心配なく早めに着く、、、そんな気がしていたのですが、まず空港の到着したターミナルから電車の駅まで無料シャトルバスに乗り、そこから駅までちょいと歩いて、チケットを買って駅で待つこと1時間。

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何のトラブルだったのか、電光掲示板に「あと1分で電車が来ます」と表示されてから45分も待ちました。イギリスでも1 minute(1分) と言われてからだいぶ待つことが多いですが、スペインも1 minuteの時間が長いみたい。(苦笑)しかも何の説明もないんです。スタッフいないし。それで、待ち時間に軽い気持ちで買った生ハムサンドが、やたらと美味い!!(食べかけの写真でごめんなさい)

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駅のちっちゃな売店なのにパンも生ハムもオリーブオイルの効き方も最高で、いきなり衝撃を受けました。バルセロナの料理、レベルかなり高い予感。

空港の保安検査も行列で時間がかかったし、電車も遅延で予定より2時間以上も長く空港付近にいたので、やっとバルセロナ市内へ行けると思うと心が軽くなります。

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電車に乗ると、窓からの景色が日本の田舎の雰囲気に似ていてちょっと親近感が湧きました。これからどんな旅になるのかワクワクドキドキ。

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予定より2時間ほど遅れてようやく着いたホテル"Room Mate Anna"は、観光名所であるCasa Batllóのすぐ近くというこの上ない立地で、夜の7:45〜のオーディオガイド付き見学予約をして街をぶらぶらしました。

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夕食はCiutat Comtalというタパスの店で色々注文してみました。コロッケ、イカ、エビ、牛の頬肉など食べたかったものをちょっとずつ。隣の席にたまたま日本人母娘がいて、勇気を出して話しかけてみて、このお店のロブスターパエリアを教えてもらいました。

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最高!!とにかくおつまみが全て美味しいし、レモンビール気に入りすぎて2杯目注文。お腹いっぱいになってから、オリーブ専門店のLa Chinata へ行ってみました。

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バルセロナに住んでいたお友達やバルセロナ旅行から帰ったばかりの友達に事前に色々聞いていたので、レストランも観光名所も買い物のお店も全部ハズレがなくてめちゃくちゃ助かります。それにホテルの立地がいいから無駄な移動時間がほとんどなくて済む。夜でも大通り(グラシア通り)は明るいので安心して歩けます。

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サバトリョー(Casa Battló)はバルセロナを良く知る人が特におすすめする観光名所で、ガウディの代表作の一つ(世界遺産)です。

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建物の表面が海面、建物の内部が海の中というイメージで作られていると聞いていましたが、中へ入ると本当に建物がただのお家じゃなく自然の一部として生きているような、それでいてテーマパークのアトラクションのような、映画の中の世界のような雰囲気。

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大人もみんな目をキラキラ輝かせて童心に戻って探検できる、そんな建物でした。修復中の部分もあって、サグラダファミリア同様まだ進化を続けているのかな、なんて思います。

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苺チョコ

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今年のバレンタインデー用のチョコは、苺をたくさん買ってきて溶かしたチョコをDipして娘と二人でせっせと苺チョコを作りました。

実は14日から2泊3日で初めての母娘二人旅♡バルセロナへ行きます。夫は仕事、息子は受験勉強があってお留守番してもらうことになっていて、申し訳なくて心苦しいのですが、来年になると今度は娘が受験生になり、日本に本帰国したらヨーロッパなんてなかなか行けなくなってしまうのでチャンスはあと僅か。そう思って行動に移すことにしました。

おいしくできた苺チョコを置いて、あとは煮込み料理(ビーフシチュー)をたくさん作って、ご飯もたくさん炊いて、すぐ食べられる系のものも冷蔵庫に色々用意して出発です。

Ye Olde Cheshire Cheese & The Blackfriar

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古き良きパブを夫婦でハシゴしてきました。一軒目は古さが半端ないYe Olde Cheshire Cheese。チャールズ・ディケンズや、サミュエル・ジョンソン(Dr. Johnson)も通ったとされるパブで、お店の扉を開けるとそこはまるで18世紀。

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今でも本物の暖炉が焚かれ、地下のセラーだった部分も趣のあるテーブル席になっています。MIND THE HEADの文字がある天井部分は本当に低めの梁が頭上をかすめる高さなので要注意。お店も全体的に傾いている部分があちこちにありあす。

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場所は聖ポール大聖堂の近くなので、観光客も多いですが絵になる建物も多いです。

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例えば、このパブのすぐ路地裏にはDr. Johnsonの邸宅跡(現在は博物館)があって、ロンドン大火の大火事の中でも奇跡的に残ったのだとか。

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Dr. Johnsonの功績として英語辞書の編纂が有名ですが、彼の愛猫ホッジの像が英語辞書の上に好物の牡蠣と一緒に乗って今も見守ってくれているようです。

次のパブはThe Blackfriars です。かつてここにあった修道院がモチーフとなっているそうで、外観も素敵だし、店内も芸術作品のよう。

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家でかわいい子供たちが待っているのでビールとポテトだけで我慢しましたが、このパブFish & Chipsが美味しいみたいなので次回はお腹を空かせて夕飯の心配も必要ない時に来たいと思います。

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目の前がテムズリンクのBlackfriars駅なので、地下鉄ではなく地上を走る電車でここから帰ることにしました。テムズ川の橋の上にホームがあって透明なガラスで風光明媚な景色が堪能できるので、電車を待つ時間も嫌じゃない。

さらにラッキーなことにMill Hill Broadway の駅近くのポストに期間限定と思われるPostbox toppers(郵便ポストの帽子)を見つけました。

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バレンタインデーが近いからハートの飾りが付いているみたいです。かわいい。