最終日の朝はしっかり朝食が楽しめました。
スペイン人の食へのこだわりが朝食にも見られて、種類が豊富すぎて写真に収まり切れてません。美味しいからちょっとずつ全種類食べたくて、うっかり苦しくなるぐらい食べ過ぎてしまいました。
重たいお腹を抱えてショッピング開始。うぅ、過ぎたるは及ばざるが如し。昨日は時間が足りなくて、今日は欲張りすぎて食べ過ぎ。あともう一泊できたらなぁ。
チェックアウト後スーツケースをホテルに預けて、空港へ向かうまで約5時間。この5時間を有効に使って最後まで楽しもう!まずはCasa Battlóのお隣にあるチョコレート職人の家(現在は博物館兼カフェ)Casa Amatlerからスタートしました。パッケージデザインが可愛いこの店で、娘が自分のお小遣いを使ってお買い物をしました。
カードで支払いできるから通貨の違う国でもあまり実感がわかないですよね。昔は小銭もお札も旅行先の海外ではドキドキしながら必死で数えて支払ったものですが、今の世の中カード払いで一瞬で終わってしまって、いつも通りの英語も通じて、まるで緊張感が感じられないお買い物に見えました。今度、英語も日本語も通じない国で現金で支払うという経験もさせてあげたいな。
バルセロナを良く知る友人おすすめのEl Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス)というデパートに入ってみると、食料品売り場の一部が生ハムやサラミでいっぱいで驚きました。大きな袋に入ってぶら下がっているのが生ハムの塊です。従業員がその場で切ってくれるサービスもあって、さすがスペイン!
このデパート、最上階にフードコートがあってガラス張りの展望台のようになっているので開放感があります。お手頃価格の食べ物&飲み物とともに景色を楽しむことができるので大人気。人がいっぱいで写真が撮れなかったんですが、窓際の席は特に気持ち良さそうでした。
次の目的地は世界遺産カタルーニャ音楽堂です。あまり聞き慣れない観光名所などと侮ってはいけません。ステンドグラスやタイルなど豪華な音楽ホールは一見の価値あり。
ここでお時間のある人はコンサートを鑑賞できたら最高ですが、私達はもう帰る日なので気分だけ。おすすめはオーディオガイドツアーです。残念ながら日本語がなくて、スペイン語、カタルーニャ語、英語、仏語、独語、イタリア語、中国語、韓国語から選ぶことになってしまうんですが、オーディオガイドの中に実際の演奏会の映像や音楽が入っているので、それらを聴きながら客席に座ってみるとコンサートの雰囲気が味わえます。
ところで、初日からイカ墨パエリアという言葉を呪文のように唱えていた私。チャンスがあればバルセロナ滞在中にぜひ食べたいと思っていたのですが、空港へ向かう時間が近づいてきて半ばあきらめかけていました。実はお腹もまだ空いてない。でも何か食べなきゃ。カタルーニャ音楽堂から歩き始めたところ、娘が“このお店どう?イカ墨パエリア(Arros Negro)あるよ?"って見つけてくれました。
『La Cuina de Laietana』勢いで入ってみて大正解。時間があまりなかったのでメニューも見ずにタコの前菜とイカ墨パエリアありますか?って注文してみたら"あるよ!“って元気なおばちゃん店員さん。
タコの旨み!歯応えと味付け!下に敷き詰められたポテトとの相性!続いて運ばれてきたイカ墨パエリアも期待以上のおいしさで、最後のランチに相応しい食事になりました。
娘と二人だけのバルセロナ旅行三日間、行く前はどんな旅になるのか想像もつかなかったけど、とても有意義で楽しい、そして美味しいものをいっぱい食べることができた旅行になりました。
(おまけ⭐︎空港にあった黄色いポスト)