クリスマスの朝はみんな遅く起きて、ゆったりと朝食。そしてクリスマスツリーの下に置いていたプレゼントを開けました。
家族同士で買ったものやご近所さんにもらったもの、お友達にもらったプレゼントなど、この時期に交換したプレゼントを全てクリスマスツリーの下に置いて25日の朝に開けるのがこの国のやり方だそうで、子どもたち二人分サンタさんからのプレゼントも紛れています。それらを一気に包装紙をビリビリと開けるのが、まずは1つ目のお楽しみ。
いただいたクリスマスカードはこんな風に飾ってみると部屋の飾り付けの一部になって幸せな気分が一気にUPします。こういうの学生時代あこがれでした!
冬至を迎えたばかりのロンドンは午後3時半ごろに暗くなります。そんなロンドンがキラキラと飾り付けされたクリスマスのイルミネーションを見に行くのが2つ目のお楽しみ。
通常はCONGESTION CHARGE(渋滞税)のために車で行くことのできない(入るだけで£15払う必要がある)ロンドンの中心街ですが、クリスマス当日の12月25日からお正月までの期間は無料になるということで、堂々と車でドライブです。
お目当ての行きたい候補がたくさんある中で、今回選んだのはSlone SquareからKnights Bridge周辺。わー!きれい!わー!きれい!写真を撮りたくなるような場所が沢山あって、お店は開いていないですが人も車も少ないので自由に散策できました。Partridgesのお店ももちろん閉まってますがライトアップはとても素敵。
そしてこれ↓はPartridge(ヤマウズラ)。が、梨の木(正確には梨の飾り付けのついたクリスマスツリー)にとまってる?ん?これは何か見覚えが。
Partridge in a pear tree !! イギリスの伝統的なクリスマスソングTwelve days of Christmas という曲にちなんだデコレーションだと気がつきました。頭の中でその歌を思い浮かべながら歩いていくと、1st Day of Christmas から12th Day of Christmas まで歌に登場するものが順に紹介されているようです。
この歌イギリスではクリスマスにラジオなどで流れる曲で、家には絵本もあって、でも内容がとても謎だったんですが、最近になって深い意味があると知りました。
ヘンリー8世の時代にローマ・カトリックから英国国教会に変わったイギリスで、カトリックの信者が密かに自分たちの信仰を絶やさないよう一つずつ意味をもたせて作られた歌詞で、聖書などに出てくるものを意味しているのだそうです。今年の冬になるまで知らなかったー!今まで変な歌って思っていてごめんなさい。
場所はSaatch Galleryのすぐ近くDuke Of York Squareにあります。こうやって飾り付けされているとトンネルをくぐるのも楽しい。
ここから高級ブランド店の立ち並ぶSlone Streetを歩いてKnights Bridgeへ向かいます。
小雨が降ったり止んだりで地面が濡れているから、より一層光が反射してきれいに見えるようです。
もともと街灯は明るくないロンドンですが、お店のライトを一晩中つけていてくれているから明るくて安心して歩けます。店舗入り口に防犯用CCTVカメラも道路のカメラももれなくついています。でも脇道に逸れると急に暗くてちょっとこわい。ハロッズまで行って折り返して帰ってきました。
我々と同じような事を考える人が結構いるのかな。帰りの道は渋滞に巻き込まれました。それにしても、この美しさ!ロンドンの冬はこれがあるから明るい気分で乗り切れる。この飾り付けは1月5日か6日まで楽しめます。
3つ目のお楽しみ最後の締めくくりとして、夜はお友達の家に招待されてクリスマスパーティーに参加してきました。家族親戚友達たくさんのパーティーで総勢25人ぐらいだったかな?クリスマスのディナーでお腹いっぱい、心も暖まる素敵なクリスマスディナーで沢山ご馳走になってお土産までいただきました。我が家からはプレゼントやお料理を持って行ったけど、いつもお世話になってばかりで全然足りない感じです。せめて何かできないかなと考えて、息子と私で御礼の気持ちをこめてピアノと歌のプレゼントをしました。ホストの家族に喜んでもらえたみたい。音楽の力に助けられています。