バスケの練習

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1歳のときにイギリスに来て、7歳になるまで幼稚園や学校は車での送り迎えだった娘。スポーツは水泳とテニスを習っていましたが日本の一般的な幼児に比べるとあまり歩いたり走ったりしていませんでした。こちらではそれが普通で、11歳まで子供だけで出かけることができないし、お友達の家が遠い場合が多かったので遊びに行く時はいつも車で送り迎えが基本でした。日本に比べて治安も良くないですから命を守るために仕方がないんです。ですが、日本の小学校に入ったら他の子たちの足の速さに愕然としてしまったように見えました。

帰国子女のかわいそうな部分は言葉の壁だけじゃないんです。イギリスの学校では、よーいドンで短距離走を鍛えるような授業もほとんどなかったし、鉄棒も縄跳びも跳び箱もなかったので、体が大きくなってから急にやれと言われても、そう簡単にはできないんです。それでも人一倍努力して必死でみんなに追いつくように頑張っていました。

そんな娘がイギリスに戻ってきたら、5年半の空白があるので今度はイギリスの基準に合わせていくのが大変。客観的に見ていても親に振り回されながらのいばらの道だなと思います。恵まれている部分も大いにあるのですが、本人たち日々必死なので、相当時間が経たないとわからないかも。それに、ロンドンに来て生活が落ち着くまで自分で決めることができない事ばかりだったので、少し受け身に、消極的になっていたように思います。

そんな娘がようやく自分から何かを始めたいと思ってくれて、バスケットボールの放課後クラブに入会しました。もともと努力家な部分に磨きがかかって、上手くなりたい!って毎日のように自主トレしています。

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日没が早くなって練習できる時間が減ってきちゃったけど、短時間集中!一緒に外へ出てみたら、日没直後の夕焼け雲が空を赤く染めていました。これからも頑張る娘を応援し続けたいと思います。