葛藤の連続

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このブログは主に日本にいる親のために書いていて、将来子どもたちが読んでもいいし自分が老後に読むのも楽しそうと思いながら綴っているので、一般の読者の方には少々つまらない内容になってしまっているかもしれませんが、どうかご理解ください。今回は子育ての葛藤について思うままに書いてみます。昔の自分、今の自分、それぞれの段階でいろんなことを思いながら生きています。きっと後で読み返したら懐かしく思えるのかも。

 

子育てしていると100%理想のようにはいかないし、かと言って投げやりになってあきらめてはいけないし、子どもに手をかけ過ぎてはいけないし、かと言って放置しすぎてもいけない。いつも葛藤の連続です。

我が家は日本→イギリス→日本→イギリスで子育てをしていて、引越しするたびに環境の変化が大きすぎるので親子共に苦労も大きめな気がします。

特に大きな違いは日本では私(母)が外で働いていたのにイギリスでは家にいて専業主婦なこと。日本では私も子どもたちも毎日忙しくて会話も少なくなっていましたが、イギリスでは親子一緒にいる時間が長いです。そのおかげで会話が増えたし家族みんなで出かける機会も増えました。ただ、子供たちに一生懸命「最善」を尽くそうと思ってしまうせいで、やり過ぎて逆効果なことも。

例えば最近読んだ本で、運動が心身に与える影響の大きさ知り、心身どころか国語や数学の能力、楽器を演奏することにも良い影響を及ぼすことを知り、娘を学校へ車で送り迎えをしていた自分にガツンと重たい岩が落ちてきたような気持ちになりました。運動が体にいいのは分かっていましたが、散歩程度の軽い運動でも効果があるそうなのです。通勤、通学で歩くだけでも。つまり自分がよかれと思って送迎していたことが、かえって娘の足を引っ張ることになっていた?そう思うとショックでショックで、次の日からどうにかしなくてはと考えた末、まずは送り迎えの場所を学校から少し遠い場所に設定しました。

もともと送り迎えをしていた大きな理由は、娘の学校が不便な場所にあり、①犯罪に巻き込まれないように、②放課後に塾や習い事がある日は遅刻せず効率よく夕方の時間を使えるように、③送迎中の車の中で他愛もない会話をすることで、リラックスしたり不足しがちなコミュニケーションを補ったりするためだったので、いきなり朝も夕方も急に送迎ゼロに変えることは難しく、リスクも大きいと判断。とりあえず犯罪に巻き込まれにくい明るい時間帯に限定し、放課後は塾や習い事にも間に合う程度の場所まで、ということで少しずつ歩く距離を増やしていくことにしました。今年は寒い日が多くてまだ氷点下にもなるロンドンですが、これから日照時間も長くなってくるので、少しずつ、少しずつ。

これからも失敗したり葛藤を繰り返しながら、やはり理想を追いかけて、子育てを楽しんでいこうと思います。