スコットランド旅行1日目Caledonian Sleeper

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夏休みの旅行はスコットランド北のハイランドと呼ばれる地域へ行ってきました。最終目的地はずっと前から行きたかったスカイ島。スカイ島には空港もなければ鉄道もないので車やバスで行くしか方法がありません。そこで私たちが選んだのは、スカイ島に比較的近いInverness駅まで寝台列車のCaledonian Sleeperで行き、そこからレンタカーで自由に移動する方法。これが大正解でした!

まずはロンドンのEuston駅から夜の出発になります。寝台列車内にシャワーはあるものの、狭いしドライヤーがなくて、コンセントもドライヤーほどの電圧に対応していないと知り、自宅でシャワーを浴びてからさっぱりした身体で出発しました。

お夕飯はEuston駅近くの和食のMai Sushiへ。このレストランは息子が選んでくれて美味しかったです。今回は教育の目的もあって子供達にも計画段階からどんどん関わってもらうことがテーマです。夕食後、まだ出発までだいぶ時間があるのでラウンジへ。

私達はCaledonian sleeperのClubという個室を2部屋予約していたので特典としてEuston駅にあるラウンジに入ることができました。ラウンジではアルコール類以外の飲み物や軽食、おやつなどが無料で、シャワールームも広いし(ここでシャワー浴びればよかった)、清潔感がありました。

さぁ、いよいよ列車内に乗り込みます。私たちの車両はP両目。Aから始まってPまで16両あります。Pは一番奥なので、改札口から部屋にたどり着くまでに10分以上かかりました。

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廊下は人間が一人通過するのがやっとの狭さ。部屋も決して広くはありませんが、列車の中のわりには個室ホテルのような空間になっていて、設備にこだわりも感じられます。

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シャワー室のフタを開けるとトイレ。もしシャワーを浴びたらトイレの床が濡れてしまうのか。そう思ったら気が引けて、やっぱり洗面台で顔を洗うだけで十分と思ってしまいました。

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アメニティも揃っているしタオル類もきれい。驚いたことにベッドのマットレスが良くて寝心地もいいんです。狭いけどなんだか落ち着く。娘と2人でのお泊まり会、2段ベッドなのでテンションが上がって修学旅行の学生みたいに盛り上がりました。

日本人はスリッパは持参だと、より寛ぐことができると思います。Caledonian sleeper とかけて持参してきたスリッパを「カレドニアン・スリッパ」と呼んでリラックスしながら窓から見える景色を楽しみました。

途中のエジンバラ駅でガシャガシャ音がしているな、と思って寝ぼけていましたが、さらに北の駅でちゃんと目覚めて立ち上がってみると出発時と逆の方向に向かって進んでいる!!これは後から知ったのですが、行き先によって車両が引き離され、いつの間にか車両の前後が逆になるのだそうです。

窓からの景色はすっかり変わって霧のかかった山と牧場になっていました。イングランドは平地ばかりで山がないので、スコットランドは別の国に来た感じがします。事実、地球の地殻変動で大昔は別々の島だったのがくっついたので、イングランドスコットランドは地質なども違うそうです。

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列車内での朝食は部屋か食堂室か選べます。出発時に選んでおいた朝食メニューを食堂室でいただきました。揺れながらの朝食も楽しい。この一連の列車の旅は移動手段というより、どちらかと言うと遊園地のアトラクション気分です。

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インバネス駅に到着しました。約12時間の長い旅ですが、ほとんど寝ていたし、起きている時はパジャマに着替えたり顔を洗ったり歯磨きしたり、起きたら化粧をしたり朝食があったり、なんだかんだであっという間でした。座っているだけの移動と全然違って足を伸ばしてベッドに寝ることができるって本当に気分がいいので、これからスコットランド旅行を計画している人には是非おすすめしたいです。