ZSL London Zoo

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今週は学校のハーフターム・ホリデーで1週間お休みなので、とりあえず月曜日の今日は思い出の場所を巡る旅。旅と言うほど遠くない、ロンドン動物園へ行ってきました。

初めてロンドンに住み始めた当時、息子が4〜5歳の時に動物マニアだった時期があって、その時期は本当によくここへ通っていました。1年間に10回以上は行っていたと思います。その頃はまだカーナビもスマホもなくて(携帯電話は通話機能とメールのみ)さらにロンドンでの運転にも慣れていませんでした。そんな私でも、ただただ車で真っ直ぐ南下すれば着く場所がここ。息子も喜ぶし私も助かる。ベビーカーか抱っこでの移動だった娘のオムツ替えの場所もあって、子供がギャンギャン泣いても迷惑にならない。入場料を支払って入る場所なので盗難や事件に巻き込まれる心配も最小限で済みます。実はあらゆる理由から、海外暮らし初心者の小さい子連れ母にとって安心できる場所だったんです。

ロンドン動物園(ZSL London Zoo)には姉妹店のような動物園ZSL Whipsnade Zooがロンドンから少し離れたDunstableにあって、当時は2つの動物園を好きな時に好きなだけ行ける年間パスポートを持っていました。

息子が6歳頃になり現地の学校に慣れてきてからは動物マニアから他のものへ興味も移ってきて動物園へ行く頻度も極端に減りましたが、今でも私たち親にとってロンドン動物園は切ない思い出と共にある特別な場所です。なぜなら、ここへ通っていた時の息子はイギリスに馴染めず友達もいなくて苦労していて、動物園だけが唯一はしゃぎ回って沢山しゃべって笑顔になれる場所だったから。本人はもう動物の知識も当時の苦労もすっかり忘れてしまっているようでしたが、私と夫の記憶にはずっと残っていて消えることがないと思います。

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ロンドン動物園の楽しみ方の一つが飼育員さんのお話を聞くことです。入り口の掲示板に本日の飼育員トークの予定表が掲示されているので、その時間めがけてその動物の場所へ行くと基本知識から深い知識まで子供にも分かりやすく説明してくれます。今回私たちはオカピ、ペンギン、フクロウやアルマジロのお話をそれぞれ聞くことができました。大人にとってもためになる内容なので、中高生になった我が子たちも興味津々で聞いていました。

雨が降ったりお日様が出て日差しが眩しかったり、典型的なイギリスの天気だったので、臨機応変に建物の中に入ったり屋外の展示を見たり自由に過ごしました。

熱帯雨林エリアではアリクイがお客さんの歩く歩道に出てきちゃって、私のすぐ足元にもモゾモゾ歩いてきました。飼育員のおじさんも見守りながらなので心配いらないみたいです。

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以前通っていた頃よりこういう至近距離に動物がいるエリアが増えて驚きました。設備も良くなった気がします。

爬虫類館はハリーポッターの映画の撮影にも使われた有名な場所。ヘビやトカゲなどが展示されています。この建物の中に真っ青なカエルがいました。自然の色とは思えないほどの色鮮やかな青!猛毒をもつコバルトヤドクガエル(Blue Poison Dart Frog)だそうです。

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ランチはお決まりの園内レストランへ。いつものFish and Chipsでさえも懐かしい。

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子供たち小さかった頃は移動にいちいち時間がかかって途中ぐずっちゃったりして大変だったので園内がとても広く感じたものですが、今回は半日でほぼ全ての動物を観察できました。自分の大きさは変わっていないのに、不思議な感じでした。