近所の森

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家族四人で今まで歩いたことのない散歩道を行ってみることにしました。家からすぐの近所ですが、徐々に深い森になっていき、自分達がロンドンにいることをすっかり忘れてしまう勢いです。

ある場所では鳥の声と木々の揺れる音ばかり。ある場所では蜜蜂の羽音ばかりが聞こえ、人間の数より圧倒的に野生動物、昆虫、植物たちが大多数なので、私たちはその世界に少しだけお邪魔する感じです。

探検だ!と意気揚々にスタートしたものの、みんな歩くペースがバラバラで分かれ道もあるので迷子になりかけ、今回はなるべく一番年下の娘に合わせてあげて!とマイペースな男子2人(息子と夫)にお願いしました。

普段何も取り決めせずに散歩しはじめると、歩くのが早い(早すぎる)のが息子。どれだけ歩いても疲れない超人が夫。この二人がどんどん進んでしまって私たち女子2人が取り残される構図が普段のパターンです。

私は...空を見上げたり鳥や植物にコメントしたりが多くて、娘はいつも最後の方で「待って〜!」と言いながら全然急がない。娘に関しては自然いっぱいの森が大好きなので、切り株に座り込んだり芝生に寝転んだり好きな枝を拾ったりしていつまでたっても前に進めないので、どうしてもの時は私が無理矢理引っ張っていきます。

今回は途中で馬にも遭遇しました。野生じゃないですよ。ちゃんと手綱で繋がれていて歩道脇の草をむしゃむしゃ食べていました。道草を食うって言葉の通り!ふと我に帰ると、私たちすごいところに住んでるよね、って思います。コンクリートと人工的なものばかりに囲まれていた去年までの日本での生活とは対照的な森の中で笑い合いました。