しばらく折れたラケットで

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だいぶ前の話になりますが、我が家は家族全員が新型コロナ(恐らくオミクロン株)に感染し、隔離なども体験しました。年末年始の頃の話です。

日本では感染者がまだ少なかったので、この情報は刺激が強すぎる気がしてブログに書くのはやめていましたが、我々家族にとってのビックニュースであることは間違いないので、やはり書いておきます。

 

最初は息子か夫か、詳しい感染経路はわかっていません。イギリスで最も感染者が増えた時期だったので、周りの友人や学校の先生、クラスメイトなども含めてあちらこちらで感染者や濃厚接触者が出ていて、もはや誰もがいつ感染してもおかしくない環境でした。

そして不幸中の幸いだったのはクリスマスホリデーに入っていたので子供たちは学校を休む必要がなく夫も自宅からリモートワークをしていました。

毎週2回の検査(Lateral flow test)では陰性でしたが、高熱が出たため医師の勧めで念のためPCR検査(ドライブスルーで駐車場に車を停めて検査)を受けたら陽性反応が出て、時間差で家族が次々と感染。

私以外のみんなが症状が出て、私だけ感染しなかった。みんな治ってよかったね!とホッとした頃に私も感染しました。

ちなみに同じ時期に感染した友達がみんな口を揃えてLateral flow test (抗原検査)では陰性だったのにPCR検査では陽性が出た、と言っていました。症状が出てもPCR検査をわざわざ予約して受けに行くという行為をせずにそのまま治ってしまう人も多いと思うので、実は数字に出ている感染者数よりずっと多くの人が感染している気がしています。イギリスでも日本でも。

我が家は全員ワクチン2回接種が完了していたおかげで重症化することはなく、私の場合は平熱のまま倦怠感と鼻や喉に強い症状が出て、風邪をひいた時のような感じでした。

喉が痛いのに無理してしまったため3日間ぐらい声が出なくなったのが一番つらかったかな。

私は喋ることでストレスを発散するタイプなので声が出せないと本当にストレスが溜まる一方で、自宅隔離中も洗濯したりご飯を作ったり普段の70%ぐらいの家事は行っていたのですが「ご飯できたよー!」と家族を呼ぶこともできなくて、呼びに行くにも2階に階段を駆け上がるのは身体が重くてできなくて、ゆっくりゆっくり歩いて、ささやき声で伝えるなどしていました。

 

そしてそして、ずっと家にいると外に出て人と会うことが少しだけ怖くなっていることに気がつきました。たった1週間の隔離でこんなにも簡単に心が変化するなんて驚きです。私の性格を良く知る人はきっと、もっと驚くと思います。学生の頃からとにかく外に出て人と会うのが好きなので、その私が180度逆の精神状態になってしまうなんて。

 

ようやく自宅隔離期間が終わって外に出られるようになって、恐る恐る元の生活に戻していく作業をしました。具体的にはテニスに復帰したり学校の送り迎えをしたり買い物したり。友達と会う約束も少しずつ入れていきました。

テニスを再開した日は思うようにボールが飛ばなくて。特にバックハンドの球はふにゃふにゃでコントロールが全く効かない。やっぱり体力がかなり落ちてしまったんだなーと思っていたら、ラケットが折れていてびっくりしました。

使い始めた時には折れていなかったので、きっと打っていて途中から折れたみたい。気が付かずにしばらく折れたままのラケットで打っていたことに一緒にいたメンバーと大笑い。予備のラケットを持っている友達から借りて、その日は早めに終了しました。

新しいラケットはテニス用品専門にネット販売しているお店でオンライン購入しました。ラケットをネットで購入だなんて抵抗がありましたが、選ぶ基準もネットで調べると出てくる時代。店舗が近くになくネットだと数多くの選択肢から選べて最短で翌日配送なので、今後もテニス用品はネットで買うことになりそうです。