Wallace Collection

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久々の快晴!ウォレスコレクションに行って来ました。日曜日の午前中だったので空いていて、ゆっくり鑑賞できました。これで入館料無料だから本当に有難いです。

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それぞれの部屋にはそれぞれのテーマごとにコレクションがあり、壁紙の色合いやカーテンの雰囲気まで部屋ごとに違います。一つの部屋に入るとその一部屋に展示されている芸術品に統一感があるので、まるで部屋全体が大きな芸術作品のようで素敵です。ロココ調が多く、18世紀フランスの家具も多数。

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美女と野獣に出てくるようなアイテムがいっぱいで、時計やチェストもありますが、私が一番“ルミエール”というキャラクターに似てるなと思うのがこちらの燭台です。(↑上の写真) 今にもおしゃべりが始まりそう。

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カナレットの大きな作品も展示があり、ベニスの水辺の色合いがとってもきれい。よく見ると対になっている絵画がたくさんあることに気づきます。例えばカナレットのベニスの風景画の上には聖母マリアが描かれた絵があり、船の絵の両脇には家族の肖像画が2人ずつ対になっていたり。じっくり見ていくと違う画家の絵であっても主題が同じものが集められていたりします。

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フラゴナルの「ぶらんこ」があるお部屋は全体的にピンクで統一されていて華やか。アナ雪の映画にも出てくる有名な名画です。決して大きな絵ではないし、この絵の依頼主が実はスカートの下をのぞいている不倫相手の男性だそうで、ぶらんこを押している中年男性は夫。えー?って思うような性的にみだらな場面の絵なのですが、この絵の前に立ってみると、この絵画が放つキラキラした存在感や軽やかさが人々を魅了し続けているのだと納得できます。
そして私が個人的に好きなお部屋はOval Drawing Roomです。壁紙の色合いがやわらかく、部屋の形が楕円形なので絵画にぐるりと囲まれるようなデザインです。
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秋冬は雨の多いロンドンですが、こんなに晴れる日もあるんです。この冬に憂鬱にならないように、晴れたら歩いてお日さまの光をたっぷり浴びて、なるべくお魚やキノコを食べて、ビタミンDを補給しようと思います。

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