基本情報としてロンドンに住む人々は少々雨が降っても気にしない、上着のフードをかぶってやり過ごす人が多めです。日本だと屋内から外を見て、歩いている人が傘を差しているかどうかで雨が降っているか判別することがありますが、ロンドンでは傘を差している人が少なすぎて判別不可能。
ある日の放課後、娘のテニスの直前にパラパラと雨が降り始めました。テニスレッスン中止かな、微妙だね。ロンドンの人って雨でも気にしない人が多いよね。傘ささないよね。でも雨だから来ない子も多いんじゃない？そうかもね。どうしようか、一応行ってみようか。
娘と二人、こんな会話をしながらテニスコートまで行ってみたら、熱血テニスコーチが当然のようにレッスンを始めました。
実際、半数の子はレッスンに来なくて、そして半数の子と先生は雨なんて気にしないタイプ。つまり「人それぞれ」が正解でした！
段々と風も強くなってきましたが、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、上から下までずぶ濡れになりながら打って、40分後に他のテニスコーチからストップがかかって中断しました。
「あー！すごい雨だった！目の中に雨が入ってきて見えなくて、ボールは風に煽られるし、うまく打てなかった。」
と言いつつも爽やかな笑顔で戻ってきた娘。この後もっと雨がひどくなる一方だったので帰宅しましたが、彼女も多少の雨なんて気にしない立派なロンドンっ子に育ちつつあります。
