スープだけ

娘の学校給食は、全校生徒がランチタイムになると食堂へ行って並び、トレイを持って食べたいものを注文し、指紋認証で購入するシステムです。

娘が学校に対して不満をこぼすほとんど原因は、このランチタイムのこと。

指紋認証の登録がなかなかしてもらえない(最初の数日)

・やっと登録が完了した指紋なのに、なかなか読み取ってもらえないので口頭でクラスと名前を毎回言う。

・長い行列ができていて、とにかく待つ。タイミングが悪いと食べる時間が約5分しかない。

・パスタの麺がやわらかすぎて水っぽい。

・フライドポテトがふにゃふにゃ。

・人気のものは早めに売り切れてしまって、選択肢がほとんどない日がある。

・おばちゃんが早とちりして、時々オーダーを聞き間違える。

そんな訳で毎日お弁当を持ってきている子もいます。ランチタイム直前の4時間目の授業が長引いたり食堂から離れた場所での授業だと必然的に行列の後ろの方に並ばないといけなくて、娘のクラスはほぼ毎日食堂への到着が遅れ気味だそうで。聞いていて可哀想になってしまって、うちも毎日お弁当にしてあげた方がいいのかな、と何度も心揺れ動きまくりますが、私は極力、娘にサバイバルの力を養ってほしいし、現地の食べ物で現地の子と同じように学校生活を送ってもらいたいという気持ち、そしてなるべく自分がお弁当を作りたくない。しかも時々「今日のランチ、マッシュポテトとソーセージの組み合わせがすごく美味しかった!」とか「ラザニアがあってラッキーだった!」など娘にとって良い刺激もある。という理由から、娘のことを「がんばれー」って応援しつつ、学校帰りにすぐ食べられるプロテインバーを用意したり、夕食でしっかり栄養をとってもらおうと早めに夕食を準備したりしていました。

 

その後、野菜スープを持っていく案が出て、それはいい考えだ!と採用されました。温かさが長時間キープされるスープジャーにスープだけ入れて毎日欠かさず持たせてあげています。

f:id:Bee-Jasmine:20220429224338j:image

先月まではスープに加えて軽めのサンドイッチorおにぎりも作って持たせてあげていたのですが、食堂のランチも食べるとちょっと多くて食べ切れないことが続いていたので、またスープだけに戻りました。

そんなある日、事件が起きました。

私の体調が悪くていつもの具沢山スープが作れなかったので、代わりにお湯にとかす(ほとんど具が入っていない)インスタント味噌汁を持って登校した今日。ランチタイムに散々並んでゲットした人気のパンのようなナッツバーのようなものをお皿に乗せて運んでいた途中で、ポケットから何か取り出そうとした拍子にコロコロと床に落としてしまったのだそうです。床は土足だしめちゃくちゃ汚くて、もう一回並び直すにはもう時間がない。あきらめてランチは家から持ってきたスープだけに。しかも、こんな日に限って具のほとんどないインスタント味噌汁、、、。悲しそうにお腹をすかせて帰ってきました。車でお迎えだったので急いで帰って、家でふりかけご飯を食べたら娘の笑顔が戻りました。

 

ちなみに息子の学校は授業料に食事代が含まれていて、10時頃のおやつタイムと、お昼の豪華なランチが潤沢に提供されているようです。生徒数が少ないから並ぶことはほぼ皆無。毎日色々メニューが変わって、サラダバー、フルーツバーもあり、量も多いし味も最高だそうで、お腹いっぱいに食べて帰ってきます。そこら辺のレストランより、よっぽど美味しいらしい。うらやましい、、、。

 

授業料無料の公立校と授業料高額なインターナショナル校、違いがこんなところに出てしまうなんて。

だからと言って今の学年で娘を転校させるメリットは多くない(デメリットも多い)と判断し、それぞれの学校で頑張ってもらっています。