セキュリティ強化が厳しくなった現代において、海外に引っ越すことの苦労を身に染みて感じています。
海外の携帯に変更、住所も海外になり、インターネットのアクセスポイントも海外。
そうすると本当に本人がアクセスしているのか、それとも海外から不正アクセスされているのか、厳しい会社だと厳重にチェックが入ります。
今回困ったのが、こちらへ来てから住所変更や電話番号の変更を行おうと思った時に
電話番号が日本の携帯電話で登録されていて認証コードが送られても受信できないケース。
海外からのアクセスなので完全に怪しまれてしまいロックがかかり、そのサイトにログインすることができなくなってしまいました。
自分自身なのに信じてもらえない。
相手はAIだから画面に向かって「私だよ!信じて!」と叫んでも暖簾に腕押し。
(あたりまえか)
カスタマーサービスは、そもそも電話番号が存在していなかったり、かけても自動音声だったり。
人と人とのコミュニケーションで成り立っていた時代はこんな苦労はなかったです。
今回一つ一つの手続きにどれだけ時間をかけているだろう。
どうしても変更しないと困るサイトは、どうにかして苦労してようやくログイン、設定変更まで行っていますが
とても時間と労力がかかる作業で、しかも一度疑われてロックがかかるととても厄介なので、作業中にミスが許されず精神的にもしんどいです。
日本にいる間に住所や電話番号が決まっていれば事前にできたはずの作業なのですが、こちらに来てから携帯番号を取得し、家を決めなきゃいけなかったので今やらないといけない作業。
紙と、電話と、直接お店に行って何でも手続きできていた時代は物理的な苦労はあったと思いますが、現代は違った苦労に変わっただけで、しかも精神的にはこっちの方がキツいです。
詐欺とか、テロとか、ほんの一部の悪さをする人のせいで何も悪いことをしない一般人がこんなに苦労する。
しかもイタチごっこなので今後さらにセキュリティは厳しくなる一方だと思います。