譲り合い

夏休み中は送り迎えがないので車を運転する機会が極端に減りましたが、夏休みが終わると一気に日常に戻ります。

我が家の周辺は信号機が少なめなので、例えば息子の学校へは一度も信号機のある交差点を使わずに、娘の学校も一回だけしか信号で止まらずに行くことができます。その代わり多いのが譲り合い。往復25分〜30分のうち、例えば今朝は11回も道を譲ったり譲られたりしました。朝だから特に通勤通学の車が多くて11回になりますが、少ない時間帯は1〜2回かな。

この国での運転がまだ慣れていなかった頃は自分が必死すぎて譲ってもらうことばかりでしたが、運転に余裕が出てくると譲るタイミングが分かってきます。この時すごく役に立つのが、自分が譲ってもらって助かった経験。譲ってもらって嬉しかったから、自分も同じように困っている人に譲ってあげよう。助け合いの気持ちってこうやって生まれるんだな。

譲る時の合図は、お互いの距離が遠い場合や夜間暗い場合は軽くパッシング。近くてお互いの顔が見える位置だったら手でどうぞってニコッとする感じです。

譲ってもらった時もまた、お互いの顔が見える位置なら軽く片方の手のひらを見せて笑顔。車の後部しか相手に見えない時はハザードを２回ほどチカチカ。これが御礼のしるしになります。

譲ってもらうと、ほんのり幸せな気持ちになるし、譲ってあげて御礼されるとやはり、ほんのり幸せな気持ちになる。

荒い運転の人もたまにいるし嫌な思いをする日もありますが、大多数の人がこうやって譲り合いで成り立っているこの地域は、悪くないなと思う今日この頃です。