思い出の場所巡りをしていると、変わっていなくてホッとする場所、きれいになっていて驚く場所、いろいろありますが、変わってしまって残念になる場所も少なからずあります。
今回はきれいに生まれ変わった部分とちょっと残念なほうと両方で複雑な気分。
この公園は子供たちが自転車の練習のために何度も通った公園です。ぐるりと遊歩道があって真ん中が広い芝生でした。夫はこういう場所に来ると子供たちに
「ここ覚えてる？」
「思い出した？この風景、覚えてるでしょ？」
って聞きます。
「同じような公園にいっぱい連れて行ってもらったから記憶が混ざってよくわからない。」
「来たことがあるような気がするけど。」
と、子供たちからは曖昧な返事。少し歩き進めるとまた「思い出した？」「どう？」って聞いて、やっぱり曖昧な返事をもらって、ちょっと空振りな感じでした。大人が思うほど子どもって懐かしさで感動したりしないみたいです。そして、この公園では覚えたての自転車に乗るのに必死だったから周りの景色なんて見ていなかったんですね。その代わり大人の私たちにとっては幼い２人が自転車で頑張る姿を思い出してキュンとなる、大切な場所のままです。
芝生の広い部分にイベント会場のような売店やスタジアムのライトのようなものが設置されていてトラックが荷物を運んできていました。近いうちにここでイベントが行われるような雰囲気です。スポーツジムやパターゴルフ場もできて、きれいに生まれ変わったけど、雰囲気が変わっちゃったな。
