変わりやすい秋の空

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しとしと秋雨の木曜日、森の中を散歩することにしました。雨が上がって晴れ間も出てきたので防水のフード付きコートを羽織っていけば大丈夫かな、と息子と2人で出発。

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歩き始めて5分もしないうちに雨が降り始めました。きっとすぐ止む雨だから大丈夫。なんか息子に“大丈夫”って言われると本当に大丈夫な気がしてきて信じてしまう。フードをかぶって森をずんずん進みます。

こんな日に森を散歩する人なんて珍しいのか、いつもなら犬の散歩の人が多い道なのに今日は誰もいません。

ポツポツ弱い雨だった時は鳥の鳴き声、地面に落ちた枯れ葉の音、木々の息遣いを感じ、徐々に雨が強くなってくると葉っぱにあたる雨粒の音が森に響き渡ります。川の流れの音のように聞こえたその音を、息子が

「拍手と一緒だよ。」

と言いました。一人一人の音はパチパチだけど、大勢で一斉に拍手すると会場に響き渡ってこだまする。いま雨粒が葉にあたるときに出る音も、たくさんの葉に一斉にあたって音が出るから川の流れみたいに聞こえる。詩人みたいだねって笑いました。

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雨は一向に止む気配がなく強まるばかり。雨粒の大きなザーザー雨になってきて足元も泥でぐちゃぐちゃ。排水設備の甘い歩道の脇には濁流が川のように流れていて、笑えるぐらいずぶ濡れになり、、、

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傘を持ってくるべきだったね。バスで帰ろうか。ここまで頑張ってバスに乗るのはちょっと悔しいけど、そんな事を言っていられないぐらいの大雨で、袖口や裾からポタポタ、髪の毛も濡れている状態でバスに乗りこみました。

バスを降りて、ようやく家が見えてきた頃、雨がやんで青空が。あーあ。これも思い出だね。