学校見学

f:id:Bee-Jasmine:20211112191723j:plain娘の学年はSecondary School(日本で言う中学高校)の中途半端な学年なので、途中から編入するかたちになります。

地域の学校に編入するにはまず役所への届出でCouncil Tax(住民税)の番号が必要で、その番号が付与され確認が取れたのが10月20日でした。

その日のうちに急いでネット上から学校編入のための申請書を提出し、希望する地域の公立の学校に対して編入したい意思も伝えましたが、なかなか動きがないので役所に電話して聞いてみたところ

今から約1ヶ月以内に必ずこちらから連絡しますので落ち着いて待っていてください。と。


既に自宅学習に限界を感じており、精神的にも親子ともに引きこもり体質になりかけていたので、

私も少し食い下がって

「今の時点で空きのある学校を教えてください。」

と聞いてみたところ、空きがある学校が3校しかないことがわかりました。

そのうちの2校が総合的に見て良さそうだったので

「両方見学してどちらか気に入ったほうに入学したいね。」

と娘と話していたのですが、そう簡単にはいきません。

まず入試担当の事務の人に電話をかけたりメールしたり、必死でこちらの希望を伝えたくても電話に出ない。メールを書いても返信は返ってこない。学校の事務所まで直接行ってみたこともありました。

もやもやしたままで渡英から1ヶ月以上が経った頃、一方の学校から正式な文書やメールが来ました。

学校見学させてほしい旨を伝えると、また調整に時間がかかり始めました。

もう一方の学校はコロナで学校内を見学してもらうことはできないと断られてしまって、

正式な文書が来ているほうの学校は、ようやく学校見学ができるようになりました。


見学当日、ドキドキしながら事務室で待っていると案内してくださるのが校長先生で、校内を一周しながら娘にどんどん質問を投げかけてきました。

ニコニコ和やかに話しながらも実は娘の英語力などチェックしていたんじゃないかと思います。

質問は例えば、

「今までどんなところでどう過ごしてきたの?バックグラウンドを教えて。」

とか

「日本の小学校の先生は貴方のことをどう評価していた?」

とか、軽く聞いてくるけど、これ採用面接ですか??っていう内容で、ヒヤヒヤしました。

娘は戸惑いながらもちゃんと堂々と答えられていて、偉い!と母は誇らしく思いました。

あまり選択肢のない情報もない中で決めなくてはいけない状況でしたが、娘も私もこの学校にしようという決意が固まったので、

そのまま手続きをして来週から通うことになりました。