スタンモア(Stanmore)という地域にBentley Priory Museumという博物館があります。どんなミュージアムなのか事前知識ほぼゼロで行ってみました。
博物館に着く直前の森の中(Warren Lane)、真っ直ぐの道に木漏れ日がキラキラと降り注いで、ドライブしていてかなり気持ち良かったです。さて、博物館に到着しました。
この博物館は比較的新しい2013年にオープンした戦争の軍事資料を主に展示する博物館だそうです。戦争に関するミュージアムは他にもWar museumなどという名前で各地にありますが、ここは第二次世界大戦中、主にBattle of Britainで司令塔の本部として使われた建物だったため、その時の様子がよく分かるように展示が工夫されています。周りは静かな住宅街と森なので、こんな所にこんな重要な建物があったのかと驚きました。
展示の中で特に印象的だったのは、司令塔の情報部隊で多くの女性が活躍していたという事実を伝える展示です。敵の飛行機がフランス側からイギリスに向かうというをいち早くレーダーでキャッチし、その情報を地図の上で迅速に正確に伝え、迎撃するための指示を出す上層部にも女性が活躍していたそうです。
見慣れたイギリスの見慣れた地名の並ぶ地図に戦闘機や軍艦の絵がいくつも書かれているのを目の当たりにして、二度と同じようなことが行われてほしくないと改めて強く思いました。
この場所は丘の上なので見晴らしがとてもいいです。大戦中に国王だったジョージ6世(エリザベス女王のお父様)もこの場所の階段を登ったという写真が残っていました。
カフェではイギリスらしいメニューが並んでいて、ポテトチップスがお皿に乗って運ばれてくるあたりもイギリスらしいと思いました。イギリス人の人たち、お昼ご飯にサンドウィッチとポテチを一緒に食べる人が多いんです。
(写真奥:ミネストローネのスープとカレー風味の卵入りパニーニ。写真手前:ブロッコリー&チーズのスープとローストパプリカ&フムスのサンドウィッチ)