今回のパリ滞在、最初の日と最後の日はほとんど時間がないので実質丸一日しか観光できる日がありませんでした。大事な一日の過ごし方を旅行前にリサーチしていたら行きたいところがどんどん出てきて、、、だいぶ削ったけど盛りだくさんの一日になってしまいました。
朝8時半にホテル出発→ルーブル美術館→カルーゼル・デュ・ルーブルで昼食→セーヌ川沿い散歩→シテ島→ノートルダム大聖堂→(地下鉄移動)→パレ・ガルニエ→(バス移動)→オルセー美術館→(バス移動)→バスティーユ→Saint Paul周辺で夕食→夜のセーヌ川沿い散歩→(地下鉄移動)→エッフェル塔→凱旋門→(地下鉄移動)→夜10時半にホテル到着
普通なら4日間ぐらいかけて周るコースを1日に詰め込んでしまいました。
まずはルーブル美術館。開館までだいぶ時間があるのにもう並んでいる人たちがいて気持ちが高まります。
ライオンの門(Porte des Lions)から入場してモナリザへ直行しました。ここは不定期で開かないこともあるそうなので強くおすすめできませんが穴場です。私たちと同じ9時の入館者ほぼ全員がモナリザを目指して早歩きするので何だか笑えました。こんなに空いてるルーブル美術館は珍しいです。
時間が経つにつれてどんどん混んできてモナ・リザの前に長い行列ができてしまうので、その前にたっぷり堪能しておいて、他の絵画や彫刻は後でゆっくり観ればいいのです。ついに世界一有名な絵画の前に立つことができました。
その後も館内を歩き回って階段も登ったり降りたり。優先順位をつけて厳選しておいたので効率よく2時間半以内に人気の有名作品は観ることができました。
時々彫刻や絵画の前で模写している美大の学生なのかプロの画家なのか、そういう本格的な方々がいて、ここで描いている人たちは本当に上手で!それを撮影したがる一般人もいて面白かったです。
館内から中庭が時々見えるのですが、気付いたら入場口へのピラミッド付近が長蛇の列になっていました。やはり9時のチケットを事前に予約しておいて開館と同時に入るのが一番ですね。
昼食は時間短縮のためカルーゼル・デュ・ルーブルのフードコートで軽く済ませてセーヌ川沿いを歩いてポン・ヌフ(橋)を渡ってシテ島へ。
火災被害に遭った修復中のノートルダム寺院を外側から確認してきました。
ポン・ノートルダム(橋)を渡って地下鉄に乗り、次の目的地パレ・ガルニエへ。
音声ガイドが非常に良くできていて(日本語も選択可能)画面も見ながら理解が深まります。オペラ座の怪人を知っていると、より一層楽しめると思います。1時間半ほどの見学を終えて、ここからバスでオルセー美術館へ向かいます。
途中の広場でFREXITの看板を掲げたデモ隊を見つけました。BREXITのフランス版だそうでEU離脱したい人たちが抗議活動をしているのだそうです。EUから既に離脱したイギリス、、、BREGRET(Brexit+Regret)という言葉が生まれるほど、離脱したことを後悔している人たちも多いですよ。と言いたい気分。
オルセー美術館は個人的に最も楽しみにしていた場所です。印象派が好きなので大興奮でした。
あの有名な作品もここにあったのかー!と驚きの連続で、つい写真を撮り過ぎてしまいます。
閉館のアナウンスが流れる時間まで堪能しました。ここから69番のバスに乗る予定で、ネット上には「あと2分で到着」のはずなのに20分以上待っても来なくて諦めかけた時、ようやくバスが来ました。バスの中から見えたパリ市庁舎は今年開催されるオリンピックに向けてParis2024の装飾が施されていました。
バスの遅延はロンドンでもよくある事だと思いながら乗っていると途中でバスが予定外の方向へ。フランス語のアナウンスが聞き取れなくて分からなかったのですが、どうやら通行止めのエリアがあって迂回する事になったようです。早めに気付いて降りればよかったのですが、なかなか途中の停留所では止まってくれずにバスティーユまで連れて行かれてしまいました。仕方なくバスティーユから地下鉄を使って移動。こんな事なら最初から地下鉄にすればよかったです。でも朝から一日乗車券を買って利用していたので何度でもバスや地下鉄が乗り降り自由で助かりました。
食事は本屋さん兼ギャラリー兼ワインバーになっている珍しいお店LA BELLE HORTENSEに入りました。大人2人だと食事の場所が気楽だー。
食べたらエネルギーが補充されてまだ歩けそうだったので、夜景がきれいなセーヌ川沿いを歩いてみました。
川面に金色の光が反射してゆらゆら。この周辺には高いビルがないので、ロンドンや東京とは全く違った趣きを感じました。ここから地下鉄でエッフェル塔の見えるところまで行き、夜のライトアップされたエッフェル塔を拝んできました。
周りに高い建物がないせいか、存在感がすごい。1時間に1回(5分間)キラキラするタイミングも見ることができました。十年以上前に来た時は昼間だったので印象が全く違っていて、個人的には夜の方が好きだな。しばらくエッフェル塔を見つめていると不思議な感覚ですが、ここが世界の中心という気がしてきます。
調子に乗って、さらに凱旋門まで歩き、夜のシャンゼリゼ通りを眺めてから地下鉄に乗りホテルに帰りました。さすがに疲れた。スマホでこの日の歩数計を見てみたら29,250歩。3万歩近く歩いていたことになります。我ながらすごいっ!